- 2025.9.24
ペットの遺骨を置いてはいけない場所と正しい供養・管理方法
ペットは大切な家族の一員。旅立った後も「ずっと一緒にいたい」と、遺骨を自宅に保管する飼い主は少なくありません。 しかし、置き場所を誤ると湿気やカビによる劣化やペットロスを長引かせる原因になることも…。 本記事ではペットの遺骨を置いてはいけない場所とその理由、適切な保管・供養の方法を詳しく解説します。後悔しないために、ぜひ参考にしてください。

ペットの遺骨を保管するときに知っておくべき注意点
大切な家族であるペットが旅立った後、遺骨をどこに保管すべきか迷うご家族の方は少なくありません。
「ずっと一緒にいたい」という気持ちから自宅に骨壺を置く方も多いですが、置き場所を誤ると湿気やカビによる遺骨の劣化や、「精神的な負担(ペットロスの長期化)」につながることがあります。
また、法律的な観点や宗教的な考え方も関係してくるため、注意が必要です。
ペットの遺骨を置いてはいけない場所とは?
湿気やカビの心配がある場所(浴室・台所・窓際など)

遺骨はとても繊細で、湿気や温度変化の影響を受けやすいものです。特に浴室や台所のように水分を多く含む環境では、骨壺の中に湿気が入り込み、カビや変色の原因になることがあります。
また、窓際や日当たりの良い場所も要注意です。直射日光や結露によって骨壺の内部が劣化し、長期保管が難しくなります。
大切な遺骨を守るためには、湿気の少ない風通しの良い場所に置き、乾燥剤や防湿ケースを活用することが安心につながります。
仏壇や神棚の近くに安置するリスク

「ペットも大切な家族だから仏壇に一緒に…」と考える方は多いですが、ここには注意点があります。仏教や神道など宗教的な立場の人によっては、人とペットの供養を同じ場で行うことを好まないケースもあるからです。
また、親族や来客の中には「仏壇にペットの遺骨を置くのは違和感がある」と感じる人もいるかもしれません。長いお付き合いのご友人でもペットが亡くなって初めてご友人のそういう価値観を知った、という声もあります。その場合、双方が気まずくなる可能性も、、、。
もし仏壇や神棚に置きたい場合は、人によって受け止め方が違うこともあるため、小さな祭壇を別に設けるなど、ご家族や親族、来客など周囲の方々にも気を配ると良いでしょう。
寝室や生活空間のすぐそばに置くことの問題点
私自身も経験がありますが「ずっとそばにいたい」と思って寝室やリビングに安置すると、日常生活の中で気持ちが整理しにくく、ペットロスを長引かせる可能性があります。
また、小さなお子様や他のペットがいる場合、誤って骨壺を倒してしまうリスクもあります。私の実家は子猫がいたので常にヒヤヒヤしてました、、、。
法律的にトラブルになる可能性がある場所(集合住宅の共有部分など)
意外に見落とされがちなのが、法律や規約の観点です。
例えば、マンションのベランダや共有スペースに遺骨を置いたり、借地の庭に勝手に埋葬したりする行為は、管理規約や条例に違反する可能性があります。特に集合住宅では「私有地か共有部分か」の線引きが厳しく、トラブルの原因になりかねません。
ペットの遺骨を埋葬したい場合は、必ず地域のルールや法律を確認することが大切です。安心して供養するためには、ペット霊園や納骨堂といった専門施設を利用するのが安全で確実な方法といえるでしょう。
ご自身が所有している土地に関しても仮にその土地を売却する際には「心理的瑕疵」となる可能性があり、売却価格に影響する可能性があります。
※心理的瑕疵とは 買主の感情的な抵抗: 多くの人にとって、庭にペットの遺骨が埋まっていることを知ると、感情的な抵抗感や不快感を覚える可能性があります。 告知義務: 売主は、売買契約の際に買主が通常知ることのできない重要な事項(心理的瑕疵など)を伝える「告知義務」を負います。 売却価格への影響: 告知義務を怠ると契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)を問われるリスクがあるため、売却時に事実を伝える必要があります。その結果、買主の購買意欲が低下したり、価格交渉で不利になったりすることが考えられます。
ペットの遺骨の安置を文化的・宗教的に考える
文化的・宗教的な考え方に基づく注意点
遺骨の安置場所については、文化的・宗教的な背景によって考え方が異なります。
例えば、仏教では遺骨を仏壇ではなく納骨堂や墓地に安置することを推奨する流派がありますし、神道では「死を象徴するものを神棚に置かない」という考え方があります。
また、風水では「死を象徴するものを寝室に置くと気の流れを乱す」と言われることもあります。
心のケア・ペットロスとの関係
遺骨を身近に置くことは一時的な安心につながりますが、気持ちの切り替えを妨げる可能性があります。
ペットとの思い出を大切にしながらも、少しずつ心の整理を進めることが本当の意味での供養にもつながります。
ペットの遺骨を適切に保管・供養する方法

自宅での「手元供養」と注意点
骨壺を専用の仏壇や祭壇に安置する「手元供養」は、自宅でペットを感じながら生活できる方法です。
防湿ケースや骨壺カバーを用意し、直射日光や湿気を避けて管理しましょう。
納骨堂や霊園に預けるメリット・デメリット
ペット霊園や納骨堂に安置すると、管理の手間が少なく、永代供養が可能です。
一方で、費用がかかる・自宅から遠いと会いに行きづらいといったデメリットもあります。
分骨・合祀・永代供養など終活を見据えた選択肢
複数の骨壺に分けて自宅と霊園に保管する「分骨」、他のペットと一緒に供養する「合祀」、霊園に永代供養をお願いする方法など、選択肢はさまざまです。
飼い主自身の終活や家族の意向も考慮しながら、最適な方法を選ぶことが大切です。
まとめ|後悔しない遺骨の置き場所選び
ペットの遺骨の扱いについては、単なる保管ではなく家族の心の整理と供養の形でもあります。
湿気や法律的な問題を避けつつ、家族が安心できる方法を選ぶことで、亡きペットも安らかに眠れるでしょう。
よくある質問
Q1. ペットの遺骨を自宅に置いても問題はありませんか?
A1. 自宅に保管すること自体は可能です。ただし、湿気の多い場所や直射日光が当たる場所は避け、専用の骨壺カバーや乾燥剤を使って管理することをおすすめします。
Q2. ペットの遺骨を仏壇に置いても大丈夫?
A2. 仏壇に置くことを禁じる法律はありませんが、宗派や家族の考え方によっては適切でないとされる場合があります。まずは家族と相談して決めましょう。
Q3. ペットの遺骨を庭やベランダに埋めてもいいですか?
A3. 私有地であれば可能ですが、集合住宅の共有部分やベランダに埋葬すると法律的なトラブルになる可能性があります。地域の条例や管理規約も確認しましょう。
Q4. ペットの遺骨を長期間自宅に置いておくとどうなりますか?
A4. 適切に管理すれば問題ありませんが、湿気や温度変化で遺骨が劣化することがあります。納骨堂や霊園への預け入れ、永代供養を検討するのも安心できる選択肢です。
Q5. ペットの遺骨を分骨することはできますか?
A5. 可能です。小さな骨壺やペンダントに分骨することで、自宅と納骨堂にそれぞれ安置する方法もあります。家族全員で供養できるというメリットがあります。
ペットの火葬、葬儀、ご遺骨、埋葬などご不安なことがございましたらお気軽に「小田ペット葬祭」へご相談ください。

広島県広島市生まれ、大学で東京に行くが広島が好きすぎて卒業後すぐに故郷広島に帰る。
子供のころから猫を飼っており無類の動物好き。最近は猫2匹、オカメインコ、フトアゴヒゲトカゲ、犬という構成で生活してます。
資格:動物葬祭ディレクター