- 2025.6.13
ペットの位牌に魂入れは必要?迷うあなたへ伝えたい、心に届くお話

目次
- 魂入れとは?開眼供養の基本をやさしく解説
- ペットに魂入れは必要?迷う理由と向き合い方
- 実際に魂入れをした飼い主の体験談
- 魂入れをする・しない、どちらの選択も大切に
- 後悔しないための“自分らしい供養”のかたち
- 想いは、きっと届いている
魂入れとは?開眼供養の基本をやさしく解説
【突然の別れ、心の中に空いた穴】
愛犬・ココを見送った日、私は深い喪失感の中にいました。まだ温もりの残る小さな体を抱きしめながら、ただただ涙が止まりませんでした。
四十九日を前に「位牌を作ろうか」と思ったとき、ふと疑問が浮かびました。
――魂入れって、ペットにも必要?
人間の葬儀では当たり前に行われる儀式だけれど、それをペットにするのは大げさ?それとも…?
ペットに魂入れは必要?迷う理由と向き合い方
【急な相談にも快く対応してくれたご住職様】
不安な気持ちを抱えながら、ペット供養をしているお寺に問い合わせました。
「魂入れは必須ではありませんが、気持ちを込める「けじめ」として希望される方は多いですよ」
その一言に、少し救われた気がしました。
儀式の有無ではなく、「自分自身がどう向き合いたいか」が大事なのだと。
※魂入れとは、位牌や仏具に魂を宿すためにお経をあげる儀式で、「開眼供養(かいげんくよう)」とも呼ばれます。本来は仏壇や仏像に対して行うもので、仏教における「ものに魂を迎え入れる」伝統的な儀礼です。
以下は、開眼供養の流れと考え方をまとめた図です。

読経 → 開眼の儀(魂入れ)というシンプルな流れの中に、仏教的な意味が込められています。
開眼供養の説明をしてくれたご住職様からはこんな言葉もありました。
「仏教ではお位牌は作っただけでは「もの」という解釈。「魂入れ」によって本当の意味でのお位牌となります」
実際に開眼供養をされたご家族からはこんな声もありました。
「この考えを教えてもらうまでは位牌ってそもそもなんなんだろう、と思っていましたが、今は「魂入れ」をして本当に良かったと思います。不思議と落ち着いた気持ちになれました。」
【ペットの開眼供養について】
広島市東区の日通寺さまの敷地内に小田ペット葬祭 牛田斎場がございます。
小田ペット葬祭は日通寺さまと連携し、ご希望に応じて開眼供養や法要などにも対応しております。
また、小田ペット葬祭 五日市斎場など他の斎場においても、ご希望があればご住職様をお招きして開眼供養、法要を行うことが可能です。
※ご住職様のご都合もあり開眼供養などは予約制になっております、ご希望の方はお問い合わせください。
実際に魂入れをした飼い主の体験談
【位牌があることで生まれる、心の拠り所】
私は、ココの名前と命日を刻んだ位牌をつくりました。
魂入れの読経をしてもらったあと、その位牌を自宅の棚にそっと置くと、いつでもココがそばにいるような安心感に包まれました。

姿は見えなくても、今も確かにここにいる。
そう思える拠り所があることが、私のグリーフケアにもなっていたのです。
位牌が「ただのモノ」ではなく、「ここにいる証」として心に働きかけてくれる──魂入れには、そうした精神的な意味合いがあります。
魂入れをする・しない、どちらの選択も大切に
【魂入れをする・しない、どちらでもいい】
魂入れをするかどうかに、正解はありません。
「宗教的な意味より、自分の気持ちを整理したかった」
「位牌はつくったけれど、魂入れはしなかった」
どちらも間違いではありません。
大切なのは、「あなたが後悔しないこと」です。
また、魂入れをしない場合でも位牌を大切に扱うことで、亡くなったペットを想う気持ちは十分に伝わります。
心を込めて手を合わせること自体が、供養になっているのです。
後悔しないための“自分らしい供養”のかたち
【迷っているあなたへ伝えたいこと】
ペットの位牌に魂入れをするか迷っているのは、 それだけ真剣に、愛する子と向き合っている証です。
だからこそ、必要以上に周りと比べなくていいのです。
心が求めるなら、やってみてください。
そしてもし「どうしても決められない」というときは、
動物葬祭ディレクターの在籍する当斎場に遠慮なくご相談下さい。
想いは、きっと届いている
今でも私は、位牌の前で手を合わせながらココに話しかけます。
魂入れをしたことで、私は「別れ」ではなく「つながり」を感じることができました。

ペットの位牌に魂入れをするかどうか──
そう考えている瞬間、それはきっとあなたの大切な想いに寄り添う時間になるはずです。
よくある質問
ペットの位牌に魂入れは本当に必要ですか?
必須ではありませんが、多くの方が気持ちの整理やけじめのために行っています。宗教的な意味だけでなく、自分なりの供養として選ぶ方もいます。
魂入れの費用はいくらくらいですか?
地域や寺院によりますが、開眼供養に関しては小田ペット葬祭では5,000円(お位牌は別途必要)で承っております。葬儀を含めた事前のお見積りのご相談も可能です。
魂入れをしないと、位牌として意味がありませんか?
魂入れをしなくても、ご家族の気持ちがこもっていれば十分に意味のある供養になります。どちらを選ぶかは、ご自身の想いを大切にしてください。